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2024年1月8日

ラムリ君の論文が、Frontiers in Genetics誌に掲載されました。ゼブラフィッシュを使い、人の側弯症の病態モデルを作成した研究です。

ラムリ君の論文が、Frontiers in Genetics誌に掲載されました。ゼブラフィッシュを使い、人の側弯症の病態モデルを作成した研究です。

人の突発性側弯症( idiopathic scoliosis )は、脊椎が屈曲していく疾病ですが、原因が解っていません。発祥の原因や治療法の開発などのためには実験動物による病態モデルが必要ですが、マウスなどの4つ足の哺乳類では、脊椎にかかる力(重力)の方向が、人とは異なるため、病態モデルとしては不適切です。ラムリ氏は、魚類の場合、ヒレの推進力によるストレスが、人の脊椎に対する重力と同じ方向に加わるため、病態モデルになりうると考えました。そこで、ゼブラフィッシュを使い、力のセンサーとなるピエゾ受容体遺伝子を操作することで、人の側弯症と非常に似た変異を持つ系統を作ることに成功しました。この系統は、今後、側弯症発症原因の研究や、治療薬のスクリーニング等に有用であると考えられます。

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