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2024年7月7日

助教の黒田さんの論文が、PNAS Nexus誌に掲載されました。

助教の黒田さんの論文が、PNAS Nexus誌に掲載されました。

コラーゲンは身体の中で最も豊富に存在し、組織の恒常性の維持に欠かせないタンパク質ですが、器官形成におけるその”動態”にはまだ多くの謎が残されています。この謎を解き明かすためには、生きたままコラーゲンの分布やサイズの変化などを連続的に追跡する新たなイメージングツールの発見・開発が求められます。黒田さんは、ゼブラフィッシュのヒレ先端部に規則正しく配向するアクチノトリキアと呼ばれるコラーゲン線維の構造体に着目し、研究をスタートしました。本研究で黒田さんは、このアクチノトリキアをライブで蛍光標識することができる蛍光プローブを発見しました。さらに、この蛍光プローブを用いることで、アクチノトリキアの「移動」「異方的成長」「選択的分解」といった様々な新規のダイナミクスを発見しました。本研究によって、器官形成におけるコラーゲンが持つ“動的挙動”という新たな側面が明らかになりました。

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