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2024年3月15日

研究員の日野さんの論文が、Bone Reports誌に掲載されました。

研究員の日野さんの論文が、Bone Reports誌に掲載されました。

私たち脊椎動物の骨が適切な形状と強度を備え、正常に機能するためには、骨を構成するコラーゲン線維を正確に配置・配向化させることが極めて重要です。そしてこの仕組みを明らかにするためには、生体の骨形態形成過程におけるコラーゲン線維の動態を観察することが必要不可欠です。

本研究で日野さんは、身体が透明なゼブラフィッシュを使って、全身の骨を構成するコラーゲン線維を蛍光標識するトランスジェニック系統を開発しました。その結果、ゼブラフィッシュの骨形成期における骨のダイナミックな形状変化とサイズの拡大過程で、骨のコラーゲンが配置・配向化していく様子を捉えることに成功しました。

今後、この骨コラーゲン可視化系統を活用することにより、骨形成不全症など重篤な骨疾患の発症メカニズム解明への貢献が期待されます。

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